【2020年春アニメ】「八男って、それはないでしょう! 」11話、12話(最終回)感想。

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©Y.A/MFブックス/「八男って、それはないでしょう!」製作委員会

みなさま、こんにちは。 

今回は、2020年春アニメ「八男って、それはないでしょう!」11話と12話(最終回)の感想をお届けします。 

異世界で貧乏貴族の八男“ヴェル”となった元サラリーマン。富と地位、名声を手に入れたヴェルは、様々な人の思惑が自分の人生に係わって来ていることを知ります。

TVアニメ「八男って、それはないでしょう!」公式サイト

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第11話「板挟みって、それはないでしょう!」

王宮がヴェルにバウマイスター騎士爵領の領主になることを望んでいる理由をブランタークは語る。

バウマイスター騎士爵領内にある未開地の開拓を進め、膨大な利益を生みたがっていた王宮だったが、代々の領主が凡庸な人物ばかりで、中々開拓が進まない上、次期領主となるクルトがそれに輪をかけたような人物と知り、王宮は頭を抱えていた。その頃に現れたのがヴェルだった。

王宮は領主交代を望んだが、一方的な命令は出せず、ある策を立てた。それはクルトを暴発させ、ヴェルがそれを制圧する。その後、現領主には跡取りの不祥事の責任を取って引退をしてもらい、ヴェルが領主になる。という筋書きだった。 

ヴェルが一時的に実家に戻ることになったのは、アンデッド浄化を利用してクルトの暴発を促し、領民には次期領主の交代を望むように仕向けるためだったのだ。

一連の計画を聞いたヴェルは、領主になることに難色を示すが、ブランタークは適材適所だと言う。その理由は、ヴェルがもつ莫大な資金が未開地開拓に必要だということ。ヴェルはその時、今まで自分に集まってきた莫大な資金も、シナリオに書かれたものではないかと疑うのだった。

そしてヴェルは、兄嫁であるアマ―リエと子供たちの行く末を考え、思い悩む。

ある夜、数人の領民がヴェルの実家へ直訴しようとしていた。そのことに気付いたヘルマンは、思いとどまるように説得しようとするが、“次期領主はクルトではなくヴェルに”という領民たちの思いは強かった。その思いにヴェルは戸惑う。

処罰をも恐れない強行策に出た領民たちの裏に、クラウスの存在があることに気付いたブランタークは、これ以上の行動は慎むようにと忠告するが、クラウスはアマ―リエに注意するようにとブランタークに忠告するのだった。

その頃、クルトは近しい領民たちから詰め寄られていた。ヴェルがこの地にとどまる限り、領民たちの人心はヴェルに向かうのではないかと。そうなることに一番危機感を持つクルトは、怒りをあらわにし、自分に逆らうものは、家族ともども厳罰を与えると声を荒げるのだった。

その様子をアマーリエは、扉の隙間から見つめていた。

ヴェルは決断を迫られる。自分が領主になった場合、クルトはどうなるのか。ブランタークは王宮が混乱の火種を残すことはしない、貴族のことをヴェルは分かっていないと言う。クルトの末路、それは”死”だった。

クルトの末路を変えるため、実家へ赴いたヴェルは、クルトに様々な提案を持ちかける。しかし、ヴェルに対し猜疑心の塊であるクルトは聞く耳を持たないばかりか、罵声を浴びせるのだった。

©Y.A/MFブックス/「八男って、それはないでしょう!」製作委員会
画像引用:TVアニメ「八男って、それはないでしょう!」公式サイト

クルトの考えを変えることが出来ず、落胆するヴェルの前に、アマーリエと子供たちが現れる。もう、どうしたらいいのかわからないとつぶやくヴェルに、アマーリエは自分の覚悟をヴェルに伝えるのだった。

“子供たちを守るためなら誰にどう思われようとかまわない。ヴェルに子供たちを近づけ、情に訴えることで、貴族の地位を守ろうと考えている自分は、他人から狡猾だと思われるだろうが、それでいい。自分は母親として生きる覚悟がある。”と。

アマーリエの覚悟を知ったヴェルは、自分も覚悟を決めるべきだと思うのだった。

領主になることを決断したヴェルは、エルヴィンたちにそのことを伝える。そして、王宮のいいなりになるつもりは無く、誰一人死なせない為にエルヴィンたちに協力してほしいと頼むのだった。 

ヴェルたちは計画の第一段階として、バザーを行う。ヴェル自作の魔法の調味料“マヨネーズ”や王都で流行っている服など、領地では手に入らないものばかりを売るのだった。

ヴェルたちがバザーをやり始めて一週間たったある夜。クルト派の店主たちは、お客を全て奪われ、クルトに泣きついていた。激昂するばかりのクルトの姿を見た店主たちは、自分たちの立場に危機感を持ち始める。そんな彼らの前に、ヴェルたちが姿を現す。

次の日、クルトは店主数人が自分を裏切ったことを知る。ヴェルが魔法で脅した結果、自分を裏切ったのだと思ったクルトだったが、そうではなかった。

ヴェルは店主たちに資金援助し、王都で職人としての修行をさせていた。職人として腕を磨くことで、クルトへの執着心を失わせ、クルトの周りから仲間を徐々に減らしていこうと考えていたのだ。

ローデリヒにあることを頼んでいたヴェルは、その確認の為、王都へ来ていた。その依頼とは、これから起こる騒動後に、アマーリエと子供たちが住める住居、そしてクルトが身を寄せられる場所を王都で見つけることだった。

満足のいく結果を得たヴェルは、ローデリヒから屋敷に訪れる貴族が日に日に増えていることを知る。その目的は未開地の利権だった。

一方、王都の一角では、ルックナー会計監査長が部下に、ある“笛”を手渡し、いずこかへと向かわせた。 

村落会合の場に、1人しか来ないことに驚愕するクルト。みな、ヴェルのもとに走ったと知りショックを受けるクルトを残し、最後の1人もヴェルの元へと行ってしまうのだった。

領民たちから見放されたクルトは、思い詰めた表情でナイフを見つめていた。そんなクルトの前に姿を現したルックナー会計監査長の部下は、“笛”を見せ、この魔道具“竜使いの笛”を使えば、確実にヴェルを殺すことが出来ると言うのだった。

今回のヴェル、独立への道

・実家であるバウマイスター騎士爵領の領主となることを決断する。

「八男って、それはないでしょう! 」第11話、感想

やっと、少しお話が盛り上がってきた感じでしょうか?

ここにきて、やはりヴェルは周りに流されているなーと思うのは、管理人だけ?

領主にヴェルを抜擢する王宮の目的って、ヴェルがもつ莫大な資金で土地の開拓をさせることが大きいと思うんです。その後、王宮は上手く利用するってことかと。

ヴェルは魔法に秀でているけど、領主としてはどうなんでしょうか?クルトよりはまし程度なのでは?2男のヘルマンのほうが適任かも。まぁ、ヴェルは領主の座に着いたあと、領地内のことは信頼のおける人物に任せそうですが。

クルトの奥さん、アマーリエは自分の覚悟をヴェルに語りますが、今の状況を考えて、自分がどう動くべきか一番理解している人物に見えます。(クラウスがアマーリエに注意すべきと言ったのは、ヴェル側にすり寄る可能性があるからということでしょうか?忠告されたのに、ブランタークはアマーリエをノーマーク??)なんにせよ、クルトは奥さんからも見放されたようです。

次回は最終回。クルトの自爆で終了というオチになりそうで、怖い。今回よりも盛り上がってくれればいいのですが・・・。

第12話「八男って、それもありでしょう!」

 “竜使いの笛”をクルトに手渡したルックナー会計監査長の部下は、以前、誤った情報を提供したことをルックナー会計監査長が悔いているという。そして、今回手渡す“竜使いの笛”の代金の変わりに、クルトが領主となった際には、未開発の利権交渉で優遇してほしい。と交渉をしてくるのだった。

利害が一致したクルトは、ルックナー会計監査長からの申し出を承諾する。 

次の日、未開地にクルトの姿があった。クルトは、ヴェルがひとりで未開地に向かったという、嘘の情報を間にうけ、ヴェル達におびき出されていた。

そしてブランタークは、クルトの暴発作戦もこれで大詰めだと、宣言するのだった。

ヴェルはクルトと対面するが、クルトはヴェルがひとりで未開地にきていないことに気付いていた。

狂気に満ちた表情でヴェルをののしるクルト。その手には“竜使いの笛”が握られていた。

その笛の実物を初めて見たブランタークは驚き、ヴェル達に“竜使いの笛”は古代遺跡から出土した魔道具で、吹けば大量の竜を呼ぶことができる。いくらヴェルでも、太刀打ちできないだろうと言う。

勝ち誇った表情でヴェル達を見るクルトに、大量の竜を呼べば、領民やクルトの家族にも被害が及ぶというヴェルたちに、クルトは“自分を裏切った領民は報いを受けるべきで、家族はまた作ればいい”と言い放ち、領民やアマーリエそしてヴェルの仲間たちが死ぬのは全てヴェルのせいだといい。“竜使いの笛”を吹き始める。

しかしその音色は、竜ではなく、怨念を呼び集める。クルトが吹いた“笛”は、周囲から怨念を集め続け、最後に奏者をアンデット化させるという“怨嗟の笛”だった。

そして、とうとうクルトは、自分の怨念にのまれ、怨念の塊に姿を変えてしまう。

その姿に戸惑うヴェルだったが、エリーゼとともにクルトを浄化し、その場にはクルトが持っていた“怨嗟の笛”だけが残った。

しかしクルトの怨念は完全に浄化されていなかった。その怨念は王都のルックナー会計監査長のもとに飛び、ルックナーを含む12人の貴族とその親族たちを死亡させるのだった。

クルトの怨念は王都の神官によって浄化されたが、この事件の犯人がクルトだという噂が王都中に広まり、ヴェルが考えていたアマーリエと子供たちの王都への移住は難しくなる。

その後、アマーリエと子供たちは、ヘルマンの家に身を隠し、敵意を向ける領民から身を守るため、外出もできない身の上となっていた。

“竜殺しの英雄”と言われていても、クルトを救うことも、アマーリエと子供たちを助けることも出来なかったと落ち込むヴェル。

そして、クルトが持っていた“怨嗟の笛”の入手ルートは不明のままだった。そのことも王宮の筋書きだったのでは?とつぶやくブランタークに、ヴェルは貴族とは一体なんなのかと、疑問を持つ。

貴族への不満を語るヴェルに、ブランタークは、ヴェル自身、貴族である自覚を持てと言うのだった。

エリーゼとの会話で、自分はこの世界を認めていなかったと気づくヴェル。そしてこれからは、この世界でちゃんとした貴族になろうと心に決めるのだった。

国王に謁見したヴェルは、バウマイスター騎士爵領で起こった騒動を治めた功績として、騎士爵領内の未開地を与えられる。その上、国王は他に欲しいものはないかとヴェルに聞くのだった。

©Y.A/MFブックス/「八男って、それはないでしょう!」製作委員会
画像引用:TVアニメ「八男って、それはないでしょう!」公式サイト

ヴェルは国王へ願い出たいことがあった。それは今回の騒動で空席となった爵位、2席分の任命権を自分に欲しいというものだった。

爵位の任命権は国王がもつ権利であり、貴族が行うものではなかったため、その場は騒然となる。

発言の撤回を求められるヴェルだったが、アームストロングの助け船により、ヴェルは国王から2席分の爵位任命権を譲渡され、さらに未開地開拓のためとして伯爵の爵位を与えられるのだった。

ヴェルが譲渡された2席分の爵位。それはクルトの子供たちが成人した時にヴェルは与えるつもりだった。 

そしてヴェルは未開地の開拓に乗り出す。それは、ヴェルがこの世界で本当の貴族となる第一歩だった。

今回のヴェル、独立への道

・バウマイスター騎士爵領内の未開地を取得。
・空位になった2席分の爵位任命権を国王から譲渡される。
・伯爵となる。

「八男って、それはないでしょう! 」第12話(最終回)、感想

どうにか最終回まで漕ぎつけました。

この作品、最高の盛り上がり回は、やはり前回だけだったのか?というのが管理人の感想です。

クルト兄さん、やはり自爆。しかも浄化されるの、はや!相変わらずエルヴィンたち、ほぼ空気・・・。

ヴェルが貴族や王宮のやり方に嫌気がさしてますが、いまさらと言う感じ。

しかも、この世界を認めていなかった??自分が八男と知った時の慌てぶりは、どこにいったのかと。それって、状況把握してるってことだったのでは?

開拓シーンで1話に戻ると言う感じ。そして、生前(?)一宮さんが食べられなかった豚バラみそ炒めが登場し、みんなでわいわい食事で終了。大団円。なんですかね??

「八男って、それはないでしょう! 」感想まとめ

最初に、お疲れさまと言いたいです。(色んな意味で。)

1話、2話は結構楽しめたのですが、3話以降だんだんと“??”が増えてきて、お話も面白さが無くなって来ました。

八男と気づき、自分の将来に危機感を持って行動するのは分かるのですが、全くと言っていいほどヴェルの苦労話が無く、実家を出た途端、あっという間に実家越えの資産、そして貴族の地位を手に入れるというのも面白さのない一因

元サラリーマンだったはずのヴェルの知識の無さ、その上コミュニケーション能力がないから、友達づくりが大変って元サラリーマンなのにおかしくない?と思い、自分で人生を切り開くと考えていたはずなのに、周りに流されるような行動が目につきます。

そして、お話のメインとなるはずの”貴族となったヴェルにふりかかる陰謀やしがらみ”が、あまり感じられないこと。

そんな中、ほぼ毎回登場する日本の食文化(味噌やら海苔やら醤油やら)のシーンに少し苛つきを感じ(サラリーマンだったころの知識はこの部分のみ働くのでしょうか?)、笑えないギャグシーンで“うーん”となりました。

はっきり言って、視聴するのが苦しくなってくる作品

原作は未読なので、作品自体が面白くない。とは言い切れませんが、アニメのみの視聴としては、面白くなかった。と言えます。管理人にとってお話が面白くないと感じても、好感がもてるキャラがいればGoodなんですが、この作品では全くいませんでした。

良かった点と言えば、声優陣。特にクルト役の杉田智和さんの怪演技が見事。そして、久しぶりにキャラ声の屋良有作さん(ブランターク)が聞けたことです。

あとは、デーモン閣下×宝野アリカ(ALI PROJECT)のオープニング「時空の迷い人」(デーモン閣下の高音が凄い!)、AKINO arai×AKINO from bless4のエンディング「月明かりのMonologue」。

この作品を好きな方には申し訳ないですが、管理人は、この作品を再度視聴したいと思いません。

おすすめ度は  です。

 

以上。「八男って、それはないでしょう! 」11話、12話(最終回)、感想。でした。ではでは。


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