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みなさま、こんにちは。
今回は、ミステリー事件簿「バチカン奇跡調査官」の見どころと、感想をお届けします。
バチカン市国の2人の天才神父が、世界中を巡り“奇跡”の裏側に潜む事件と陰謀を暴いていくミステリー作品です。
出演声優:岡本信彦、諏訪部順一、江原正士、斉藤壮馬、安元洋貴、遊佐浩二、代永翼、他
「バチカン奇跡調査官」アニメ基本情報
ジャンル:ミステリー
レーベル:角川書店、角川ホラー文庫
巻数:既刊20巻(本編16巻、短編集4巻)、2020年8月現在
アニメーション制作:J.C.STAFF
監督:米たにヨシトモ
放送期間、話数:2017年7月~9月、全12話
オープニングテーマ「MYSTERIUM」/ SCREEN mode
エンディングテーマ「サクラメント」/ 岡本信彦
原作は藤木稟さんの小説で、シリーズ累計100万部突破の人気作品です。
2012年、2013年には漫画化もされ、「バチカン奇跡調査官 黒の学院」、「バチカン奇跡調査官 サタンの裁き」の計2冊が出版されています。
「バチカン奇跡調査官」あらすじ
バチカン内にある秘密機関「聖徒の座」。そこには世界各地から申請された”奇跡”の真相を調査する奇跡調査官が所属している。バチカン市国の神父であり、奇跡調査官の平賀・ヨゼフ・庚とロベルト・ニコラスは、上司であるサウロ大司教から、セント・ロザリオ教会から申請された”ある奇跡”の調査を命ぜられる。
全寮制の学園も併設されているその教会に向かい、調査を始めた2人は、教会と学園内に不穏な空気が漂っていることを感じ取るのだった。
「バチカン奇跡調査官」の主な登場人物
平賀・ヨゼフ・庚(ひらが・ヨゼフ・こう)
・天才的な頭脳をもつ科学者でもあるが、生活能力は皆無。
・かなりの天然で純粋な性格。女性かと思うほどの美貌の持ち主。
・声優:岡本信彦さん
ロベルト・ニコラス
・古文書と暗号解読のエキスパート。平賀とは強い信頼関係で結ばれている。
・少し皮肉屋で、神父とは思えない程、世慣れしている。男らしい体つきの美男子。
・声優:諏訪部順一さん
ジュリア司祭
・貧しい人々を救う、聖者のような存在。
・声優:遊佐浩二さん
平賀 良太(ひらが りょうた)
・不思議な能力をもっている。
・声優:代永翼さん
平賀とロベルトの協力者
- サウロ大司教
・「聖徒の座」の最高責任者のひとりで、平賀とロベルトの上司。
・声優:江原正士さん - ローレン・ディルーカ
・平賀の友人かつ右腕。平賀とロベルトの奇跡調査のサポートをしている。
・声優:斉藤壮馬さん - ビル・サスキンス
・FBI(米連邦捜査局)捜査官。熱心なカソリック信者で平賀とロベルトに敬意を払っている。
・声優: 安元洋貴さん
バチカン市国とは
ここでは作中、平賀とロベルトが所属する「聖徒の座」があるとされている“バチカン市国”について簡単に解説します。
ヨーロッパにある独立国家
- 1929年にイタリアから独立した世界最小の国土面積をもつ宗教国家。
イタリア・ローマの北西部にあるバチカンの丘(ヴァチカヌスの丘)を国土とし、その地に最初の教会が建てられ、カトリック教会の中心地となった。(ヴァチカヌスの丘はイエス・キリストに従った使徒のひとり、聖ペドロの墓所とされている。)
サン・ピエトロ広場と大聖堂
- 公用語はラテン語。外交用語としてフランス語が用いられ、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、英語も日常的に使用されている。
- バチカンの定住者は、カトリック教会の聖職者の男性がほとんどだが、わずかな女性(修道女)たちも職員として働いている。
- サン・ピエトロ大聖堂やシスティーナ礼拝堂など、国家自体が世界文化遺産の宝庫であるため、1984年にユネスコの世界遺産に登録された。
国家元首は“教皇”、軍事力を持たない国家
- バチカンの元首である教皇は選挙(コンクラーヴェ)によって決められる。
教皇になる資格は男性のカトリック信者だが、実質上、80歳未満の枢機卿(教皇を補佐するカトリック教会の最高顧問)から決定される。 - 軍事力、警察力は保有せず、「市国警備員」として、永世中立国であるスイスからの傭兵(スイス人衛兵)が警備を担当している。
「バチカン奇跡調査官」アニメ化エピソード
2020年8月現在、本編16冊、短編集4冊が発売されている「バチカン奇跡調査官」。その中で、アニメ化されたエピソードは以下のタイトルです。
- アニメ第1話~第4話
本編第1巻、バチカン奇跡調査官 「黒の学院」 - アニメ第5話
短編集1(第7巻)、バチカン奇跡調査官 「天使と悪魔のゲーム」の1篇 - アニメ第6話~第8話
本編第2巻、バチカン奇跡調査官 「サタンの裁き」 - アニメ第9話~第11話
本編第3巻、バチカン奇跡調査官 「闇の黄金」 - アニメ第12話
短編集1(第7巻)バチカン奇跡調査官 「天使と悪魔のゲーム」、短編集2(第11巻)バチカン奇跡調査官 「独房の探偵」からそれぞれ1篇を合わせた物語。
未放送オリジナルアニメ
本編の第14巻 、バチカン奇跡調査官 「ジェヴォーダンの鐘」には、オリジナルアニメDVDが同梱された限定版が発売されています。(短編集2(第11巻)、バチカン奇跡調査官 「独房の探偵」に収録されている1篇「魔女のスープ」をアニメ化)
「バチカン奇跡調査官」見どころ
奇跡の解明
「バチカン奇跡調査官」の見どころといえば、ミステリアスな事件を解く過程です。
平賀とロベルトそれぞれが自分の得意分野を駆使し、世界中にある伝承や伝記、実際に起こった出来事を参考にしながら“奇跡申請”の調査を行います。
そして、本当の“奇跡”に出会えることを期待しつつ、その裏に隠されている真実を解き明かして行きます。
平賀とロベルトの絆と奇跡
神父で有りながら、天才的な頭脳をもつ科学者で、浮世離れした存在の平賀、古文書と暗号解読のエキスパートで神父とは思えないほど世慣れしているロベルト。対照的な2人ですが、彼らは深い信頼関係に結ばれています。
そんな2人が奇跡調査を行う裏側で、ロベルトの過去が明らかになります。それはロベルト自身が封印するほどの壮絶な過去。
その過去をロベルトが乗り越えた時、平賀との絆もより一層強くなります。そして、その先に彼らが遭遇するのは、身近に潜んでいた2つの“奇跡”です。
「バチカン奇跡調査官」感想
原作本編の3冊を12話(実質10話)で制作されているので、1タイトルにつきほぼ3話構成。話数としては妥当なのでしょうが、物語の進行は少し掛け足だと感じました。
登場人物の整理と話の流れが掴めないまま、物語がどんどん進んで行く状態。(管理人の理解度が低いと言うこともあるかもしれないですが。)映像も全体的に暗い(というか黒い)。もう少し明暗を考えて欲しいなぁと。人物の作画も、いい時と悪い時がはっきり分かります。
バチカンや教会の風景は美しいし、話の内容は面白いので、もう少しじっくりと見たかったというのが率直な感想です。
個人的おすすめ度は
です。「バチカン奇跡調査官」まとめ
“バチカン”と言う言葉につられながら、中々視聴出来ていませんでした。
映画「ダ・ヴィンチ・コード」のような作品?と思っていたら、トム・ハンクス役の江原正士さんがサウロ大司教役とは!いやー、渋いですなー。
主人公の岡本信彦さん、諏訪部順一さんもはまり役。もう少し平賀とロベルトの私生活部分が見たいなーと思った管理人です。
主題歌も作品にピッタリ。特にオープニング、SCREEN modeの「MYSTERIUM」は作品にマッチした曲調。(SCREEN modeのボーカルが“ハイキュー!!”の田中龍之介役、林勇さんだと初めて知りました。)岡本信彦さんのエンディングもGoodです。
バチカンの風景も綺麗に描かれていて、昔、旅行で行った時のことを思い出しました。サン・ピエトロ広場は立つだけで、凄く荘厳。入出国の手続きもパスポートも要らないので、普通にイタリア観光として見学できます。管理人がまた行ってみたい場所のひとつです。
感想にも書きましたが、物語は面白いのでもう少しじっくりとアニメを作って欲しかったかな~。勿体ない作品だな~と思っています。
オープニング前の江原さんのナレーションを聞いて“灼眼のシャナ”を思い出してしまった管理人。そして、平賀とロベルトが夫婦過ぎて、少し腐った目で見てしまった管理人をお許しください。。。
以上、「バチカン奇跡調査官」の見どころ、感想でした。ではでは。
「バチカン奇跡調査官」を見るなら。。。
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注意:本ページの情報は2020年8月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。
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