みなさま、こんにちは。
今回は、「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の感想と見どころ。そして、パンフレット豪華版に封入されているドラマCD「煉獄杏寿郎の使命」の感想も合わせてお届けします。 （原作は未読、TVアニメ版のみ視聴。少しネタバレも含みますので、ご注意を。）
正に社会現象といってもいいほど盛り上がっている「鬼滅の刃」。
「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」は公開10日目で興行収入が100億円突破。10月31日には観客動員数が1000万人突破となり、12月28日には日本の歴代興行収入、第1位に！
2021年に入り興行収入は350億を超え、公開3か月を過ぎてもなお動員数、興行収入がトップクラスとなっているまさに”モンスター作品”です。
「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」あらすじ
蝶屋敷での修行を終えた炭治郎たちは、次なる任務の地≪無限列車≫に到着する。そこでは、短期間のうちに四十人以上もの人が行方不明になっているという。
引用：劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 公式サイトより
禰豆子を連れた炭治郎と善逸、伊之助の一行は、鬼殺隊最強の剣士である≪柱≫のひとり、炎柱の煉獄杏寿郎と合流し、闇を往く≪無限列車≫の中で、鬼と立ち向かうのだった。
「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」見どころ
列車内での戦闘
やはり鬼滅の刃の見どころのひとつと言えば、戦闘シーン。劇場版では、TV版以上の迫力のある戦闘シーンが見られます。
物語序盤、列車内という狭い場所での戦闘では、長い列車の特徴を生かした、直線上の戦闘が描かれています。
我妻善逸の技、雷の呼吸「壱ノ型 霹靂一閃（へきれきいっせん）」、煉獄杏寿郎の技、炎の呼吸「壱ノ型 不知火（しらぬい）」は、迫力のある動きと共に、薄暗い列車内に走る雷光と炎の描写が美しいです。
特に杏寿郎の「壱ノ型 不知火」は初お目見えということもあり、凝った演出になっています。
幸せな夢
下弦の壱である魘夢（えんむ）の術中に嵌った炭治郎たちは、眠りに落ち、それぞれ自分にとって幸せな夢、理想の夢を見せられることになります。
炭治郎の夢は、家族がいる幸せな日常です。禰豆子の存在により、現実ではないと悟った炭治郎が「家族がいる幸せな日常」から抜け出ようと葛藤する姿が切ないです。
ちなみに善逸の夢は（やっぱり）禰豆子ちゃん関連。可愛い禰豆子ちゃんが見られ、伊之助は何故か探検隊？？それぞれ特徴のある夢が面白いです。
そして、柱である杏寿郎がみる夢は・・・。
VS魘夢（えんむ）戦
中盤の魘夢との戦いは列車外（屋根の上）。走る列車外の戦いは疾走感があります。魘夢を追い詰める炭治郎、そして伊之助との共闘が見どころのひとつです。
また、混乱する現場を見極め、炭治郎たちに的確な指示を出す杏寿郎の手腕も見どころ。
杏寿郎VS猗窩座（あかざ）、そして・・・
終盤は、炎柱・煉獄杏寿郎 VS 上弦の参・猗窩座。無限列車編のクライマックスともいえる戦いです。
杏寿郎の炎の呼吸、猗窩座の血鬼術と、技の演出もさることながら、杏寿郎の柱としての信念、亡き母の教えを最期まで貫き通した姿の描写は、無限列車編一番の見どころではないかと思います。
声優陣の演技も見どころ。杏寿郎役の日野さん、猗窩座役の石田さんの緊迫した演技は鳥肌モノ。そして彼らの戦いに決着がついた後の炭治郎役の花江さん、伊之助役の松岡さんの演技も必聴です。
「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」感想
TV版も十分丁寧に制作されている「鬼滅の刃」ですが、劇場版もさすが！と言いたくなるほどの出来栄えです。
「無限列車編」は、炭治郎たちが鬼殺隊として、なおかつ人として成長して行く上でのターニングポイントと言える物語だと思うのですが、映画と言う限られた時間内で“ぎゅっ”と凝縮されたような話の展開に、どんどん引き込まれるようでした。
特に「無限列車編」のもうひとりの主人公ともいえる、煉獄杏寿郎の生きざまに心を打たれます。
明朗快活で、いつもどこかを見据えているような杏寿郎。一風変わった人物に見える彼も、炭治郎同様、家族に対する思いが根底にあります。
杏寿郎に大きな影響を与えることになる、亡き母・瑠火の教え。そして母亡き後、家族を顧みなくなった父親・槇寿郎、そんな父親を心配する弟・千寿郎への思いです。
特に印象に残ったのは杏寿郎が父・槇寿郎に自分が炎柱になったと報告する場面。
杏寿郎の思いとは裏腹に、罵声を浴びせる槇寿郎の姿に深く傷ついた杏寿郎。その後、弟の千寿郎に父親の反応を聞かれた杏寿郎は、少し寂しげな表情で槇寿郎の言葉を伝えます。その言葉に涙を浮かべる千寿郎を優しく抱きしめ、「強く生きて行こう。たとえ寂しくとも。」とつぶやく杏寿郎の姿は、弟ばかりではなく自分自身に言い聞かせ、母親の教えを胸に、自分を鼓舞している態度だと感じました。
LiSAさんが歌う主題歌「炎」（ほむら）も、作品の世界観が十分反映されているバラード。切ないけれど、前向きに進んでいけるような力強い楽曲です。
悲しい結末を迎えることになる「無限列車編」。しかしそれは、炭治郎たちが煉獄杏寿郎の意思を継ぎ、新しい事柄が始まる（新たな戦いが始まる）決意の“黎明（夜明け）”でもあるんですよね。
夜明けの光が差しこむ中、煉獄杏寿郎は微笑みを浮かべながら逝く。
ドラマCD「煉獄杏寿郎の使命」
「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」パンフレット豪華版に封入されているドラマCD「煉獄杏寿郎の使命」の簡単なあらすじと感想です。
あらすじ
鬼殺隊・隊士の煉獄杏寿郎は、休日に帰郷するため、弟子である甘露寺蜜璃と共に弟・千寿郎へのお土産を探していた。早めの帰郷を促す甘露寺にうなずく杏寿郎。
しかし、鬼出現の報告を受けた杏寿郎たちは急きょ、任務に赴くことになるのだった。
感想
煉獄さんが炎柱になる前のお話で、序盤での甘露寺さんとのやり取りが、仲の良い師弟でいい感じ。
劇場版でも語られた「煉獄家」が登場。いつも前向きで明朗快活な煉獄さんの内情が語られるので、少ししんみりしました。もう、煉獄さん優しすぎるー。
弟の千寿郎くんとのやり取りは、微笑ましくもあり、切なくもあります。（BGMが主題歌「炎（ほむら）」のピアノインストはずるいです。）煉獄さんのいつも前向きな考えと精神的な強さは、母親の教えと千寿郎の存在があってこそなのだと思いました。
煉獄さんの強さ、優しさ、そして寂しさが感じられる物語。物語の最後に、煉獄さんが母親の墓前で交わした約束が涙を誘います。
劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」まとめ
TV版は動画配信サイトで追っかけながら、本放送に追いつきました。物語も面白く、作品自体、丁寧に制作されてるなーという印象があります。
何よりうれしかったのは、管理人の推し声優さんである、日野聡さんが出演されたこと。しかも鬼殺隊、最強剣士のひとり炎柱・煉獄杏寿郎！
いや、これ。棚ぼた？？って思いましたね。その後、彼が辿る運命を知ってしまった管理人は、ちょっとショックを受けてしまいましたが。
今回の映画はコロナのこともあり、どうしようかと迷っていたのですが、ファンの方々に好評だということと、やはり大画面で煉獄さん（日野さんの演技）を見たいと思って、映画館へ足を運びました。しかも石田彰さんが、煉獄さんと死闘を繰り広げる猗窩座役と知って、これは益々行かねばと。
泣く！とは聞いていましたが、年甲斐もなく、声を上げて泣きそうになりました。序盤での炭治郎の家族への思いで泣き、終盤の煉獄さんの死闘で泣いてました。（映画館でこんなにも泣いたの始めてかも。帰宅してマスクを外したら、下唇に違和感が。どうも噛みしめてたみたいで、歯型ついてました・・・。）
終盤の声優陣の演技はほんと泣けます・・・悲痛に叫ぶ花江さん、最期の言葉を優しく語る日野さん、そして涙を堪えるよう様な演技の松岡さんと声を絞り出すような演技の下野さん。（特に松岡さんのセリフと演技で涙腺が崩壊。）やっぱり声優さんは凄いなー。
あと、鬼滅の刃のセリフってなんで心に刺さるものが多いんでしょうか・・・。
その日は公共交通機関を利用して映画館へと行ったのですが、車で行かなくて良かったー。と思いました。映画を見た後の喪失感が半端なかったので、下手したら事故りそうだな。と。
その後、2回目の特典配布時、友人と一緒に3回目の特典配布時、鬼滅限定のムビチケで1回と、気づけば計4回無限列車に乗車してました・・・また大画面で見たいと思える作品なんですよね・・・。
TV版「鬼滅の刃 無限列車編」
「鬼滅の刃 無限列車編」は、2021年10月から11月まで劇場版を再編成し、テレビシリーズとして放送されました。（全7話）
全7話のうち、第1話は完全オリジナルストーリーで、杏寿郎が無限列車に乗り込むまでの出来事が描かれており、第2話～第7話までは劇場版の再編集とともに新規映像が追加されています。
TV版「鬼滅の刃 無限列車編」の見どころ
TV版の見どころといえば、やはり完全オリジナルの第1話。杏寿郎の人となりや組織内での立場など、劇場版だけでは見られない彼の姿が描かれています。
そして一番の見どころと言えば、父・槇寿郎が柱として活躍していた姿と息子である杏寿郎の姿がシンクロするシーン。剣技の所作の美しさに見入ってしまいました。
ファンとしては嬉しいエピソードです。
以上、「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」＆TV版の感想と見どころでした。ではでは。
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注意：本ページの情報は2023年8月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。
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