「慎重勇者 〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜 」見どころ、感想。その勇者は1億人に1人の逸材。しかし彼は、ありえないほど慎重だった。

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みなさま、こんにちは。 

今回は、「慎重勇者 〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる～」の見どころと、感想をお届けします。
ありえないほど慎重な勇者と、彼に振り回される女神。異世界モノのギャクアニメと思いきや、終盤では・・・。

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出演声優：梅原裕一郎、豊崎愛生、山村 響、河西健吾、古賀 葵、潘 恵子　他

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「慎重勇者 〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる～」アニメ基本情報

「慎重勇者 〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる～」あらすじ

救済難度S級レベルの世界「ゲアブランデ」を救済することになった新米女神・リスタルテは、チート級のスキルを持った勇者・竜宮院聖哉を召喚する。

しかし、聖哉はその強さに反して慎重過ぎるほど慎重な性格をしており、スライム相手でも灰になっても攻撃魔法で完全滅却するほどの用心深さを発揮して、リスタルテを大いに振り回しながらゲアブランデの救済に奔走する。

引用：wikipediaより抜粋

「慎重勇者 〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる～」の主な登場人物

竜宮院 聖哉（りゅうぐういん せいや）

リスタルテ（リスタ）

聖哉のパーティメンバー

• マッシュ＝ドラゴナイト
  竜族の少年戦士。勇者の手助けをさせるために育てられた。
  声優：河西健吾さん
  

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• エルル
  竜族の魔法使いの少女。マッシュの幼馴染。
  声優：古賀葵さん

女神

• アリアドア
  封印の能力を持った先輩女神。リスタにとって姉の様な存在。
  声優：山村響さん
  

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• イシスター
  予知の能力を持つ、統一神界を治める大女神。
  声優：潘恵子さん

「慎重勇者 〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる～」見どころ

勇者選びは日本人から

舞台は神々が住む“統一神界”。新米女神リスタルテ（リスタ）が、救済難度Ｓクラスの異世界、ゲアブランデの救済を担当するところから物語が始まります。

リスタの勇者選びは日本人から。その理由と言うのが、異世界に理解のある若者が多いからという、異世界転生ブームがまだ続く日本の市場を考慮した俗っぽい考えです。 

よく似たタイプの日本人ばかりに嫌気が差してきたリスタの目に飛び込んできたのが、Lv.1ながら、ありえないステータスをもつ、ある人物のプロフィール。

”1億人に1人の逸材！”を見つけたリスタは嬉々として、その人物“龍宮院聖哉”を召喚します。

病的なほど慎重な勇者

リスタに召喚された日本人”龍宮院聖哉”は、180㎝を超える長身のイケメン。しかも勇者としても高スペックなので、リスタは（色んな意味で）”よっしゃぁぁぁ！”っと、ガッツポーズを取りたいところでしょう。

しかし、勇者として魔王を倒し、異世界ゲアブランデを救って欲しいというリスタに、聖哉の答えは「珍妙なものに、いきなりそんなこと言われてもな。」という、冷ややかなもの。

リスタを珍妙なものと呼び、勇者としての素質を納得してもらおうとステータスを見るように言っても何故かプロパティを見る。極めつけは異世界救済を拒否するなど、リスタの言うことには全く聞く耳を持たない聖哉。

どうにか異世界救済を承知するものの、聖哉は準備が整うまで異世界には行かないと言い、一週間もの間、部屋にこもり筋トレを始めます。

それ以降はじまる、聖哉の慎重かつ用心深い行動・・・。

筋トレでレベルをMAXまで上げたかったと言い、リスタが作ったおにぎりは、リスタ本人に毒味をさせる。同じ防具を”通常使用、予備、予備の予備”と3つ買おうとする。道具類はありえないほどの数を要求する。リスタにすらフェイク（偽装）のスキルを使い、本当のステータスを教えない。

戦闘ではスライム相手に全力攻撃し、敵を倒せば相手が灰になっても奥義を使いまくり、自分が納得するまで止めないなど、数々の病的なまでに慎重で用心深い行動をとります。

挙句の果てにはパーティメンバーはいらない、ついでにリスタもいらないと傲慢な態度を取る始末。
やる気満々のパーティメンバーに対し、「超いらん。」なんて言う勇者、初めて見ましたよ・・・。（後でちゃんとパーティメンバーであるマッシュとエルルは、仲間になってます。荷物持ちとして・・・。）

王道の勇者とは程遠い聖哉。ほんと、これ、勇者？？と疑ってしまうのですが、彼が何故そんな行動をするのか、徐々に分かってくるので、序盤はリスタとの夫婦漫才？を楽しんで見て行きましょう。（笑）

イケメンとの恋に憧れる”駄女神”

本作のヒロインである女神リスタルテ（リスタ）は美少女といっていいほどの可愛らしいキャラクターです。

新米女神のリスタは、高スペックの聖哉を召喚すれば、難度Ｓのゲアブランデを救済できると期待していたのですが、召喚早々、女神＝いい女オーラはガン無視。
女神の威厳も通用しないばかりか、傲慢な態度を取り続けられ、聖哉の病的な慎重さ、用心深さに振り回されるはめになります。

聖哉からないがしろにされ、ほとんど立場は突っ込み役、女神なのに変顔担当。リスタ役の豊崎愛生さんの名演技で可愛いけどクスリと笑えるキャラになっています。

そんなリスタですが、聖哉のようなイケメンと燃えるような恋がしたい！と、何かにつけて妄想に走ります。

この世界のルールでは、人間（勇者）と女神の恋は禁忌で、一線を超えた時点で異世界の救済は失敗、勇者は元の世界に強制的に戻されることになります。

それでも聖哉との恋に期待するリスタは、聖哉に抱きついては彼の匂いを嗅ぎ、「あぁ。なんかいい匂い♡」とつぶやいたり、聖哉の男前なセリフで身をよじったり、聖哉との妄想恋愛シーンではほぼ変顔・・・。

えーっと。リスタって女神だよね？？？と思うこともたびたび・・・（笑）そして、聖哉からは”使えない女神”とのレッテルが。

”神”相手でも容赦なし

筋トレのみでステータスを上げるという、信じられないことをやってきた聖哉ですが、とうとう頭打ちになります。冒険に出てレベルを上げよう！と誘うリスタに対し、「リスクが大きすぎる。」と聖哉はいつもの慎重論。

そこで、神から修行を付けてもらうことになるのですが、修行に付き合ってくれる神たちにも容赦がないのが聖哉です。

剣神・セルセウス（声：斧アツシさん）
100倍強くならないと安心できないと聖哉から言われ、不眠不休の修行に付き合わされる。その結果・・・。

軍神・アデネラ（声：井澤詩織さん）
聖哉のことを最高の人間として惚れこみ告白するが・・・。

弓の女神・ミティス（声：三石琴乃さん）
聖哉を虜にしようと誘惑するが・・・。

聖哉は平常運転で、どのエピソードも笑えます。特にミティスは三石琴乃さんの名（迷？）演技が光ってます。（笑）

伏線

ギャグ路線で、何より聖哉の強さから、このまま簡単にゲアブランデ救済が成功するのではないかと思ってしまいますが、本作は物語の序盤から伏線が張られています。

まず、2人の女神の聖哉への言動です。リスタの先輩女神・アリアドアは、初対面のはずの聖哉の姿を見て驚いたり、昔からの知り合いのように話しかけたりし、大女神イシスターもまた、聖哉に対して意味深な言葉をつぶやきます。

そして、中盤から登場するロザリー（声：花守ゆみりさん）の直情的な考えに対する聖哉の言動。ロザリーの態度に苛立ち、怒りをおぼえる聖哉の言動は、彼女だけを諭しているのではなく、聖哉自身のことを言っているのではないかと思えてきます。 

物語が進むにつれ、女神2人の様子と、聖哉が取るロザリーへの態度から“ある仮定”が浮かび上がってきます。（それは、第11話の後半ではっきりします。）ロザリー登場辺りから、順調だった（？）ゲアブランデ救済への雲行きが怪しくなってきます。

真実

魔王との最終決戦で、聖哉はリスタたちを置き去りにし、ひとりだけで魔王討伐へと向かいます。

リスタたちの命を守るために、聖哉はひとりで魔王討伐へ向かったのだと、大女神・イシスターから聞かされたリスタたちは、イシスターとアリアドアから、聖哉に関する過去と真実、彼の“プロパティ”に刻まれた言葉（魂に刻まれた言葉）を知る事になります。

聖哉が何故、リスタたち仲間を信用しないような態度を取り、そして”ありえないほど慎重で用心深い”行動を取っていたのか。それらは、聖哉の“プロパティ”に刻まれた言葉（魂に刻まれた言葉）を実現させるための行動だったとリスタたちは気づきます。

聖哉の”魂に刻まれ言葉”が実現する時・・・泣けます・・・。

慎重勇者 〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる～」感想

1クール（全12話）という限られた話数で、きっちりと物語が出来上がっています。作画は少し崩れぎみになる時もありますが、ギャグシーンだからなのか、ただの崩壊なのか判断が付きにくい箇所も。（笑） 

何事にもマイペースな聖哉を淡々と演じられた梅原裕一郎さん、物語の語り部であり、可愛いけど突っ込み役のリスタを演じられた豊崎愛生さんは、はまり役です。

三石琴乃さん、うえだゆうじさん、勝生真沙子さん、藤原啓治さんと、豪華なゲスト声優さんたちも多数参加され、脇もきっちり固めた感じ。特に藩恵子さんのご出演が嬉しかった管理人です。

OPもEDも申し分なし。MYTH & ROIDは相変わらずかっこいい曲、安月名莉子さんは独特な世界観がある曲。（少し、ミュージカルっぽく感じました。）

第11話の前半まではギャグ路線、しかし後半からは・・・。
いやー。ほんと、聖哉男前すぎる！
久しぶりに（いい意味で）裏切られた作品、油断できない作品に出会いました。

おすすめ度は　　です。

慎重勇者 〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる～」まとめ

リアルで視聴しながら、各話の感想も書いてきた管理人ですが、今回は第1話から見直しての感想となります。

再度見直しても、ギャグシーンは笑えますし、張られた伏線はきっちり回収されているし、綺麗にお話がまとまっているなーと実感しました。
そして、最終話ではまたしても涙腺が・・・。

最後はMYTH & ROIDのOPで終わるというのも、いい演出。慎重勇者である聖哉が、本当の勇者になるための物語が始まる。と思わせてくれます。 

ぜひ、アニメの続編をお願いしたい！

以上。「慎重勇者 〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる～」の見どころと感想でした。ではでは。

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注意：本ページの情報は2020年4月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。

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