みなさま、こんにちは。
今回は、「慎重勇者 〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜 」9話、10話の感想をお届けします。
お話も後半戦へ突入。今回から2話づつの感想を、お届けしようと思います。
聖剣を入手できなかったばかりか、伝説の鎧も破壊されてしまった聖哉。魔王軍四天王のひとり「キルカプル」の魔の手が伸びます。最強最悪の敵に対し、聖哉に打開策はあるのでしょうか?
第9話 「死神がとにかく無敵すぎる」
魔王軍四天王のひとり「キルカプル」は、聖哉に対し、魔王を打ち破る可能性をわずかでも秘めたあなたは、今ここで死ななければいけないと告げる。
キルカプルは自分の妻子の首、イザレの村人全員の命、そして自分の命と引き換えに召還魔術を行い、超概念の死神「クロスド・タナトス」を呼び出す。
嫌な予感がした聖哉は、リスタに神界への門を出しておくように指示するのだった。
クロスド=タナトスのステータスを見たリスタと聖哉は、規格外のステータスに驚く。そして聖哉が放った攻撃は、クロスド=タナトスには効かず、反対に攻撃をくらってしまう。
聖哉の攻撃でクロスド=タナトスを牽制し、どうにか聖哉たちは、神界へと戻ることに成功するのだった。
深手を負ったという聖哉に、慌てて傷を治そうとするリスタ。
「30万ほどあったHPが、今や29万9900しかない。」
「かすり傷ぅぅ。」
神界で対策を練ろうと提案するリスタ。しかし、クロスド=タナトスは次元を突き破り、神界に姿を現すのだった。
聖哉ですら、倒すすべが分からないという言葉に、リスタは「これはもう詰んだ。」と愕然となるが、そこに現れた神界の神たちが、クロスド=タナトスに立ち向かう。
しかし、神々の力でさえ、クロスド=タナトスを倒すことができず、驚くリスタ。そんなリスタたちを放って、聖哉は逃走するのだった。
「あのやろうぅぅ。ひとりで逃げんな!こらぁぁぁ」
神々は、クロスド=タナトスを倒そうとするが、全く相手にならなかった。
そして、逃げる聖哉たちの前にセルセウスとアデネラが現れる。セルセウスは邪魔扱いし、アデネラには「うしろのやつを止めろ。」と言う聖哉。
「そしたら今度、遊んでやろう。」
「へぇぇ。ほ、ほんとう?♡」
クロスド=タナトスに「新・連撃剣」を使うアデネラだったが、やはり倒すことは出来なかった。
「予想通り、さっぱり使えんな。」
「予想通りとか、ひっでぇぇなぁぁ。」
「どうやったら勝てるか、全くわからん敵に出会った時の対処方」は、用意してあるという聖哉。そして神界一面を見渡せる屋上へと向かった。
屋上では、破壊の女神「ヴァルキュレ」が趣味である絵を描いていた。クロスド=タナトスにわざと攻撃をさせ、ヴァルキュレの絵を破壊させる聖哉。
完成間近の絵を破壊されたヴァルキュレは激怒し、圧倒的な強さでクロスド=タナトスを倒すのだった。
ヴァルキュレの強さを知った聖哉は、やはり自分の修行相手は、お前しかいないと言う。ヴァルキュレは渋りながらも、聖哉の修行に付き合うことを承知するのだった。
聖哉の修行中、アリアドアに修行を付けてもらうことにしたマッシュとエルル。そしてリスタは、聖哉に体臭が臭いと言われ、お風呂に入ることに。
リスタは、銭湯に向かう途中に出会ったセルセウスから、大女神イシスターがリスタを探していたと聞き、イシスターに会いにいくことにする。
そこでリスタは、イシスターから魔王軍、最後の四天王が大群を率い、帝都に攻め込もうとしていると聞く。ゲアブランデの状況は、切迫したものになっていた。
翌日、アリアドアを訪ねたリスタは、新たな力を得たマッシュとエルルを目の当たりにし、自分も聖哉の役に立ちたいと強く思うのだった。
そして、ヴァルキュレの部屋へ向かったリスタたちは、全裸でベッドの中にいる聖哉とヴァルキュレを目撃する。二人があるまじき行為をしたと勘違いするリスタ。
ショックを受けたリスタは、混乱しながら、聖哉の為に自分の毛をごっそり抜いて作った「リスタル毛人形」を懐から取り出す。
「聖哉の合成に役立つと思って、必死に抜いたの。ぶちぶちぶちぶちって、激痛に白目むきながら。」
その行動にヴァルキュレは恐れおののき、マッシュとエルルは青ざめるのだった。
自分の奇行に落ち込むリスタだったが、当初の目的を思い出し、聖哉にゲアブランデに向かうように言う。異議なくゲアブランデに向かう聖哉だが、いつものように「レディパーフェクトリー」とは言わなかった。
帝都に向かった聖哉たちは、そこで四天王の最後のひとり「イレイザー=カイゼル」と対峙する。
人間で一番強いものを出せと言うイレイザ―=カイゼル。そこにひとりの老兵が現れる。彼こそロズガルド帝国の戦帝だった。戦帝は、イレイザ―=カイゼルを瞬殺し、残る魔物の大群を剣の一振りで一掃した。
戦帝の強さに驚くリスタは、どうして魔王討伐に参加しないのかと問う。その問いに答えようとする戦帝は急に苦しみだす。そして彼は、幼児になっていた。
今回のゲアブランデ救済活動
今回、聖哉が直接救済活動した案件はなし。
・死神「クロスド=タナトス」を聖哉の作戦にのせられた、破壊神「ヴァルキュレ」が倒す。
・最後の四天王「イレイザ―=カイゼル」、ロズガルド帝国の戦帝に瞬殺、軍勢も戦帝の攻撃により一掃される。
「よし。狙いどおりだ。」「ひっでぇぇぇ。」
「慎重勇者 」第9話、感想
今回は聖哉ですら、勝つ方法が分からない敵が登場。どうするのかと思いきや、ヴァルキュレを使うとは。しかも、その作戦が聖哉らしい・・・いつの間に身辺調査してんの?聖哉。まぁ、ヴァルキュレの性格を把握した、聖哉の作戦勝ちということでOK。かな?
アデネラは完全に聖哉にやられていますね。聖哉に乙女チックなキラキラフィルターがかかってて、笑った。アデネラもキラキラで、可愛い。しかし、聖哉。乙女心を弄んでますね~。
今回はリスタにも聖哉がらみで災難が。お姫様だっこ希望からの蹴りとか、生ちち触らせてあ・げ・る。からの蹴り。体臭が臭い、すっぱい発言。極めつけが聖哉とヴァルキュレのある疑惑。
女神と勇者との恋愛は厳禁といいながら、やっぱり下心は失くせないリスタ。いやー。ストレスたまるよね。しかし、どんだけ毛をむしったんだ?
そして、ヴァルキュレの発言から、聖哉にはリスタが気づいていない「何か」があるようです。
例の性行為疑惑で、ヴァルキュレは聖哉のことを「いい男」と言っていましたが、「イケメン=いい男」という意味合いで言ったようには思えないので、何かあるのかな?そして、あの行為は何らかの処置なのかな?と。(聖哉は修行と言ってましたが。)
アリアドアのこともあり、聖哉の秘密が気になります。
そして、最後に戦帝が登場。まさかのおじいちゃんでしたが、ありえないほど強い!でも、幼児化ってどういうこと?秘密が明かされるであろう、次回を待て。ですね。
第10話 「老人なのに強すぎる」
聖哉たちは、戦帝・ウォルクス=ロズガルドが幼児化する姿を目撃する。そこにロザリーが現れ、戦帝が幼児化するのは魔王の呪いのせいだという。そして詳しい話はあとでする。2時間後に帝国城まで来い。と言うのだった。
時間つぶしの為に街へと向かう聖哉たち。リスタは酒場やカジノに寄ろうと提案するが、聖哉の病的な危機管理能力によって全て却下される。
そんな中、道具屋で上薬草を勧められ、購入しようとする聖哉。
回復なら自分の魔法があるからというリスタに対し、どんな回復呪文にもひけを取らない薬草だという道具屋の主人。そしてリスタに上薬草と回復呪文、同じ状態の怪我をどちらが早く治せるか、勝負をしようと言いだす。リスタは意気揚々と、その誘いに乗るのだった。
「ふぉぉぉ!燃え上がれ!私のメガミックパワァァ!!」
1分後、完全敗北のリスタの姿が。そして聖哉は上薬草を購入するのだった。
帝国城に向かった聖哉たちは、ロザリーから戦帝ウォルクス=ロズガルドの幼児化に至るまでの経緯、そして、戦帝の命があとわずかだということを聞かされる。
戦帝に謁見した聖哉は、魔王の本拠地を攻めること、そして戦帝の力は全くいらないと言い放つ。
その言葉に驚き、少し残念そうな戦帝だったが、自分の老いを認め、戦いから離れて、自慢の大聖堂を女神に案内でもしようとつぶやく。
そこに、魔王軍の残党が帝都に攻め込んできたと報告が入る。
戦場に行こうとする戦帝に「城を守れ。この女神に自慢の大聖堂でも見せてやれ。」と聖哉は言い、リスタを残しマッシュ、エルルと共に魔王軍の制圧に向かうのだった。
戦帝に大聖堂を案内されるリスタは、彼から永遠に生きる神々の魂、そして勇者の魂の在り方について話を聞かされる。それはリスタも知らない、具体的な内容だった。
魔道具「チェインディストラクション」によって、女神と勇者の魂を完全に破壊できること、魔王はすでに、その魔道具を完成させていると戦帝は語る。
そして、「チェインディストラクション」によって生み出された究極の武器「ゴッドイーター」を手にし、戦帝はリスタを殺そうと襲い掛かる。
戦帝は、決して勇者になれない羨望と嫉妬、永久に叶わない願いを魔王に見ぬかれ、圧倒的な力を前に屈服していたのだ。その恐怖心は、自らを幼児化させるほどのものだった。
絶体絶命の危機に、リスタは聖哉の名を叫ぶ。そして、間一髪のところで姿を現した聖哉によって、リスタは救われる。
聖哉と共に駆けつけたマッシュ、エルルとロザリー。ロザリーは自分の父親が女神を殺そうとしていることにショックを受ける。
戦帝に対し、「この女から離れろ、リスタがいなくなると俺は・・・」とつぶやく聖哉にリスタはときめきを感じるが・・・
「おうちに帰れなくなるのだ。」「あ。うん。そうですよねーー。」
聖哉と剣を交える戦帝だったが、戦いに耐えられないほど衰えていることを感じ、魔王から授かった霊玉を使い、完全な魔族となってしまう。
そして、今までにない強敵と相まみえることになり、徐々に劣勢になって行く聖哉。
リスタは、心配するエルルに対し、大丈夫。と勇気づけるが、その時、聖哉のいつもの言葉、「レディ・パーフェクトリー」と言わなかったことに気付く。そして、加勢しようとしたマッシュとロザリーに「来るな!死ぬぞ!」と叫ぶ聖哉。その表情は鬼気迫るものだった。
激闘の末、片腕を戦帝に切り落とされてしまう聖哉だったが、ヴァルキュレから会得していた破壊術式「カウンター・ブレイク」を使い、戦帝の片腕を切り落としていた。
そして、紙一重で聖哉は、戦帝を倒すことに成功する。
魔族の力が消え、もとの老人に戻った戦帝は、幼子のように泣きじゃくる。女神と勇者の命を狙った父親に「あれはもう自分の父ではない。」と目をそらすロザリー。
リスタは戦帝の傷を治すが、彼の寿命は尽きようとしていた。
父親の最後を看取ってやれという聖哉に、ロザリーは「こんなやつは親ではない、魔王に魂を売った魔物だ!」と叫ぶ、そんなロザリーを、聖哉は以前のように何回も平手打ちするのだった。
「死んだら、いくら唸っても、もう聞こえん。生きているうちに話しておけ。」
聖哉に諭されたロザリーは、涙を流しながら父親に寄りそう。そして、「ロザリー、愛している。」という言葉を最後に、戦帝はこの世を去る。
聖哉は戦帝との闘い後、3日も眠り続けていた。そして目覚めると、次の魔王戦に向けて修行をするが、その前に「休息を取ろう。」とリスタたちに提案する。
驚くリスタたちだったが、聖哉とは夕方に合流する約束をし、休日を満喫しようと考える。しかし、ひとり街を歩く聖哉は、どこか思い詰めた表情をしていた。
今回のゲアブランデ救済活動
破壊術式その9「カウンターブレイク」を使用。
「いっけー!聖哉―!やったれやー!!」
「慎重勇者 」第10話、感想
前回より登場の戦帝。聖哉との共同戦線かと思いきや、魔王側に落ちていました。
死の間際の父親に対して、暴言を吐くロザリーを諭す聖哉ですが、その姿に管理人が思ったのは、聖哉も以前こんな状況を経験しているのかも。ということです。聖哉のセリフが、自分自身に言ってるように思えるんですよね。
(まぁ、今回もロザリーにビンタの応酬やってましたけどね。聖哉。)
帝国はロザリーが継ぐことになりますが、今回のことで、少しはイノシシ根性マシになったかな?
あと、魔人化した戦帝がかっこよかった。しかも声は小野友樹さんとな!仗助ではないですか!本当にこの作品、サブキャラの声優さんも豪華だわー。
今回は、ほぼシリアス展開だったので、笑いのツボは少なかったですが、やはり、リスタがらみが笑えます。
道具屋の主人との対決シーン「燃え上がれ!私のメガミックパワー!」作画が7つの傷をもつあの人みたいになってて笑いました。リスタの変顔はこの作品の代名詞になってる気が。
そして、絶体絶命のリスタを聖哉が助けるシーン。普通に落下して頭から床に刺さってる・・・。ここはやっぱり、落ちる前に聖哉がリスタをお姫様だっこ、そして優しくエスコートだよね。リスタ。リスタに対する扱いが、もうお約束になってます。
今回は、聖哉の行動が少し気になりました。
ロザリーを諭す場面もですが、加勢しようとしたマッシュとロザリーを止める場面が鬼気迫っていたり、そして終盤、リスタたちに休息を提案したあとの聖哉の行動とその表情。それらの行動は、何か覚悟を決めたように感じるんです。
「慎重勇者」第9話、第10話、感想まとめ
この作品も、残すところあと2話でしょうか。
戦帝が屈服するほどの魔王の強さが気になります。そして、聖哉の行動とその表情。
最終回に向けて、少し雲行きが怪しくなって来てるような気がする管理人です。
以上。「慎重勇者 〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜 」9話、10話感想。でした。ではでは。
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