「ヨルムンガンド」見どころ、感想。武器を憎む元少年兵と女武器商人が目指す世界平和。

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©2012 高橋慶太郎・小学館/ヨルムンガンド製作委員会
画像引用:TVアニメ「ヨルムンガンド」公式twitter

みなさま、こんにちは。

今回は、「ヨルムンガンド」の見どころと物語の感想をお届けします。

僕は、武器商人と旅をした。
武器を憎む元少年兵は、武器商人と世界をめぐる。武器商人が目指す平和への物語。


出演声優:伊藤静、田村睦心、 石塚運昇、大原さやか、羽多野渉、四宮豪、小西克幸、箭内仁、勝沼紀義、乃村健次 他


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「ヨルムンガンド」アニメ基本情報

原作:高橋慶太郎
出版社:小学館
レーベル:サンデーGXコミックス
巻数:全11巻
ジャンル:ガンアクション
アニメーション制作:WHITE FOX
監督:元永慶太郎
放送期間、話数:
ヨルムンガンド(第1期)2012年4月~6月、第1話~第12話、ヨルムンガンド PERFECT ORDER(第2期)2012年10月~12月、第13話~第24話(全24話)
主題歌:
第1期 OP「Borderland」 / 川田まみ、ED「Ambivalentidea」、「白くやわらかな花」 / やなぎなぎ
第2期 OP「UNDER/SHAFT」/黒崎真音、ED「ラテラリティ」、「真実の羽根」/ やなぎなぎ、「虹航海」 / かの香織

原作は高橋慶太郎さんの漫画。累計約160万部突破の人気作品です。

TVアニメ「ヨルムンガンド」公式サイト

TVアニメ「ヨルムンガンド」公式twitter

「ヨルムンガンド」あらすじ

―――僕は、武器商人と旅をした。

両親を戦争で失い、兵器や武器に関する一切を憎む主人公の元少年兵ヨナは、神の悪戯か、若き武器商人の女性ココ・ヘクマティアルと、その部下である「ヒトクセもフタクセもあるが優秀な私兵8人」と世界各地を旅する事になる。

武器商人としてのビジネスと、そこに群がる敵の排除を重ねていくヨナ達だったが、その裏でココのある「計画」が浮かびあがってくる。

引用:wikipedia

『ヨルムンガンド』ACE2012 PV SundayGXch

「ヨルムンガンド」の主な登場人物

ココ・ヘクマティアル

©2012 高橋慶太郎・小学館/ヨルムンガンド製作委員会
画像引用:TVアニメ「ヨルムンガンド」公式サイト
・主人公。20代前半の白人女性。父は世界的に有名な海運王。
・HCLI社、ヨーロッパ・アフリカ兵器運搬部門所属。
・新入りのヨナを気に入り、暇さえあればべたべたしている。
・声優:伊藤静さん

ヨナ(ジョナサン・マル)

©2012 高橋慶太郎・小学館/ヨルムンガンド製作委員会
画像引用:TVアニメ「ヨルムンガンド」公式サイト
・もうひとりの主人公。山岳部隊出身の元少年兵。
・戦闘能力、経験値が高い反面、両親を殺した“武器”という存在を憎んでいる。
・ココ部隊の新参者。常に不愛想、無表情で感情の起伏が乏しい。
・声優:田村睦心さん

8人の私兵(ココ部隊)

  • レーム(レーム・ブリック)
    ココ部隊のリーダー格で壮年の白人男性。最古参の1人で、元デルタフォース。
    声優:石塚運昇さん

  • バルメ(ソフィア・ヴェルマー)
    フィンランド出身の女性。元フィンランド軍(FRDF)少佐。
    声優:大原さやかさん

  • ルツ
    20代後半の白人男性。元警察官で対テロ部隊所属の狙撃手。
    声優:羽多野渉さん

  • マオ
    アジア系の男性、35歳。部隊で唯一の妻子持ち。砲兵部隊出身。
    声優:四宮豪さん

  • ウゴ
    30歳くらいの巨漢の男性。ココの専属運転手兼ボディガード。元マフィア。
    声優:勝沼紀義さん

  • アール( ロメロ=R / レナート・ソッチ)
    イタリア出身の男性。元イタリア陸軍ベルサリエリ情報担当少尉。
    声優:小西克幸さん

  • トージョ(東條 秋彦(とうじょう あきひこ))
    日本人男性、35歳。情報処理を担当することが多い元自衛官。
    声優:箭内仁さん

  • ワイリ(ウィリアム・ネルソン)
    黒人男性、38歳。最古参の1人で火薬、爆弾のスペシャリスト。元米軍所属。
    声優:乃村健次さん
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「ヨルムンガンド」見どころ

2012年1月に原作が完結した後のアニメ化ということで、ほぼ原作通りに中だるみなく物語は進んで行きます。 
物語の導入部分では、ロケットの発射シーンを背景に、森山周一郎さんの渋~いナレーションが。

5つの陸を食らい尽くし、3つの海を飲み干しても、空だけはどうすることも出来ない。
翼も手も足もないこの身では。
我は世界蛇。我が名は“ヨルムンガンド”

武器商人・ココ

本作の主人公ココ・ヘクマティアル

髪も肌も服装まで“白い”彼女は、カリスマ性があり、頭の回転も早く、幾つもの言語を操り、豊富な知識と行動力を備える敏腕社長そのものの様に見えます。そんな若くて優秀な女性が、武器商人というのが面白いです。

彼女の父親は世界的にも有名な海運王ですが、ココは苦手としているようで、父親のことは“フロイドさん”と名前で呼び、兄であり、同じ武器商人のキャスパー(声:松風雅也さん)にも態度は淡泊。

家族との縁が薄いココにとって、家族よりも身近な存在が“ココ部隊”の9人です。

特に新参者のヨナには、溺愛に近い態度をとり、暇さえあればべたべたしている始末。ココ部隊のひとりである、紅一点のバルメにもセクハラまがいの態度を取ったり(バルメはココが大好きなので無問題。)、ショタなのか、百合なのか分からない行動を見せます。 (いやー、ノーマルだと思うんですがね。)

©2012 高橋慶太郎・小学館/ヨルムンガンド製作委員会
画像引用:TVアニメ「ヨルムンガンド」公式サイト

彼女は常に微笑みを絶やしません。相手に殴られても、たとえ頭の上を戦闘ヘリが飛びまわっても。その様子から、ココは何かしら歪んだ存在であると感じ取れます。 

ココは少女時代から武器商人として世界各地を巡り、さまざまな修羅場をくぐり抜け、人間の死をたくさん見ています。そして、ある人物の死以降、ココは常に微笑みを浮かべるようになります。

その様な経験から、彼女は微笑みを浮かべながらも、世界を冷ややかに見つめているのだと推測できます。

元少年兵・ヨナ

もうひとりの主人公、ヨナことジョナサン・マル

彼がココ部隊に入るところから物語は始まります。ココ部隊の8人に紹介されたヨナ。彼らのヨナに対する第一声(心の声)は、

“新入りって少年兵だったのかよ。チャカ持ってる。こえー。”

のっけから、まったりで笑わせてくれますが、実際、拳銃を握りしめ、無表情にたたずむ元少年兵はインパクト有りです。

終始、不愛想、無表情のヨナですが、少年とは思えないほどの戦闘力を持っています。ココを邪魔する追撃者に先制攻撃として銃をぶっ放し、対戦車ミサイルの軌道を手りゅう弾の爆風で変え、相手を狙撃、見事に追撃者の排除に成功しています。ほんと、少年兵こえー。

しかし彼は、両親を最新型の兵器で殺されたという過去があり、“武器”やそれに関わるものを憎んでいます。その反面、武器に頼らなければ生きていけなかったという境遇から、武器の扱いに長けるという矛盾の存在でもあります。

彼もココ同様に、さまざまな修羅場をくぐり抜けて来たと思いますが、擦れた感じがしません。心根はとても優しく、ココ部隊に来ることになる経緯からも、彼が優しい少年だと感じることができます。

©2012 高橋慶太郎・小学館/ヨルムンガンド製作委員会
画像引用:TVアニメ「ヨルムンガンド」公式サイト

ココ部隊に入り、彼らと世界をめぐることになったヨナは、いくつかの戦闘、経験を積み重ねて行きます。
そして、不愛想、無表情に世界を見つめる彼が「それでも世界が好きだ。」と少し寂しげに言う姿には、グッとくるものがあります。

ココ部隊(8人の私兵)

本作のジャンルであるガンアクションは、ほぼココ部隊である私兵8人によって繰り広げられます。

8人はそれぞれ優秀なのですが、ひとくせもふたくせもある人物たちばかり。

リーダー格のレームは、おっさん臭く、飄々とした性格で、自らを「百戦錬磨の超絶傭兵」と言ったり、紅一点のバルメは、ココに強い愛情をもち、ココの言動により、赤面したりや鼻血を出すなど、百合なのか?と思わせる行動をします。

元警官のルツは、ヨナとの野戦訓練でペイント弾を散々打ち込まれ完敗、実戦ではお尻ばかり負傷し、他のメンバーからは大笑いされ、元イタリア兵のアールは、酒好き、女好きの二枚目で、巨乳のバルメにちょっかいを出しては蹴り飛ばされる始末。(一番のギャグシーンが見られる第9話「Dragon Shooter phase.1」ではアールの断末魔が。)

一見生真面目そうに見える元自衛官のトージョも、バルメに対して「凶悪ボディの持ち主がマジで凶悪」と言いながらスケベ根性を出したり、元米軍のワイリは一番のインテリながら、爆弾にのめり込んでいるとか。元マフィアのウゴ、砲兵部隊出身のマオのふたりが部隊でも普通に見えます。

しかし、いざ実戦(作戦)ともなると彼らの姿は一変、優秀な戦闘員である彼らの行動は作中内で最強です。そして新参者のヨナのことを「ヨナ坊」などと呼び可愛がりつつ、部隊の一員として彼らは接して行きます。

本作はココとヨナを軸に、ココ部隊である8人の私兵の過去や因縁も描かれています。特にバルメ、トージョのそれぞれの因縁。そしてアールの過去と現在に続く出来事は、作品の”キモ”となるエピソードです。

ココ部隊を取りまく人々

ココと同じHCLI社に所属し、アジア部門担当である実兄キャスパー・ヘクマティアル(声:松風雅也さん。彼はヨナをココに引き合わせた人物です。彼も4人の私兵を持ち、筆頭格は白人女性のチェキータ(声:冬馬由美さん)。バルメに匹敵するほどの近接戦の腕前を持ち、巨乳が特徴。ヨナのことを“ミーシャ(小熊)”と呼び、気にいっている様子。この作品では、巨乳のお姉さんが最強みたいです。(笑)


ココの友人で、ドイツのオモチャメーカー「メルヒェン社」に所属する、日本人科学者“Dr.マイアミ”こと天田南 (声:豊口めぐみさん)。
蝶マニアの一風変わった人物ですが、、ロボット技術のスペシャリスト。彼女もココ同様、世界を冷ややかに見ている物語のキーパーソンのひとりです。

個性的な殺し屋

殺し屋「オーケストラ」師匠(声:小山剛志さん)と、日本の女子高生風のチナツ(声:神田朱未さん)の2人組のチーム。師匠よりもチナツの方がヤバイ。そしてジンクスを好む彼女は、仕事の時はあれを穿かないのです。

「あいつ、どうしてパンツ、穿いてないんだ・・・?」

シリアス場面でのココの一言。注目点、そこ??
レームのヨナ君一本釣り!と、ルツとレームの長距離狙撃が見もの。


「ドミニク3人組」ネガティブでやる気が無くなっているボス・ドミニク(声:藤原啓治さん)、小娘リリアーヌ(声:阿澄佳奈さん)、覆面姿の大男グレゴワール(声:小柳良寛さん)の3人組のチーム。
ココ部隊8人の経歴を見てビビりまくるボス・ドミニク。襲撃が失敗したと分かった時のボス・ドミニクの言葉「最悪すぎて、気絶しそうだ。」がツボ。いや、藤原さんの演技のお陰で、”ボス・ドミニク”自身がいい味出てます

元・マフィアでココの専属運転、ウゴのカーチェイスが見もの。

組織

香港の貿易商「大星海公司(ターシンハイコンス)」の専務、チェン・グオメン(声:土師孝也さん)とその部下、カレン・ロウ(声:加藤沙織さん)。
彼らはバルメの因縁の相手(仇)として登場します。バルメが過去の因縁を断ち切るとてもシリアスなお話。そしてヨナの男前ぶりが見られるお話。


日本の秘密諜報組織が登場。
日野木陽介(声:中村秀利)率いる日本の秘密諜報組織(SR班)で、トージョの古巣です。キャスパーに喧嘩をふっかけた結果、トージョ(ココ部隊)にとばっちりが。トージョのSR班に対する説明が長い!ヨナみたく寝てしまいそうだったよ。(笑)しかし、SR班の一連の行動の根底には、後を濁して飛んだ鳥(トージョ)に対するさまざまな思いがあるようです。

本当にこんな組織が日本にあったら、すごい・・・。


アメリカのCIA工作員も登場。
金策の才能があり、粗暴な言動のスケアクロウ(声:奈良徹さん)と、その助手で「~っす。」が口癖の大食いのショコラーデ(声:小清水亜美さん)。序盤から登場しココを付け狙っていたのに、気づけば蚊帳の外に。

そしてCIAでの重要キャラは、第1期の終盤から登場する“ブックマン”ことジョージ・ブラック(声:磯部勉さん)と部下のヘックス(声:久川綾さん)です。
ジョージ・ブラックは、自分が主導する計画を進めるため、ココ部隊にある人物を派遣しており、ヘックスとココは、お互いに部下を殺されているという因縁を持っています。

そして、ヘックスがココ(ヨナ)を標的と定めた時、悲劇が起こります。

ココが考える“世界平和”

第2期の中盤あたりから、ココの行動が武器商人としてではなく、“ある目的”の為へと変化して行きます。

それは世界的に権威があり、また危険人物とされている博士たちの誘拐です。

そんな作戦に不信感を抱くルツとヨナですが、博士たちの誘拐は、ココが思い描く“世界平和”へとつながっているのだと徐々に分かってきます。

ヨルムンガンドとは

“ヨルムンガンド”は北欧神話に登場する、世界蛇とも呼ばれるほどの大きな毒蛇のことです。
その大きさは世界を締め上げるほどで、体を何重にも巻き、尻尾をくわえたまま海底に横たわっており、のちに世界に災いをもたらすと言われています。

本作での“ヨルムンガンド”とは、ココと天田南博士が考えた“強制的世界平和装置”のこと。

その装置の全貌が明らかになった時、ココが何故”ヨルムンガンド”と命名したのか、ここで第1期、第2期の導入部に流れた森山周一郎さんのナレーションが思い出されます。

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「ヨルムンガンド」感想

管理人は原作を既読していますが、原作を上手くアニメ化した作品だと感じました。

ストーリー展開はスムーズで、作画の崩壊もなく安心して視聴でき、ガンアクションなど、戦闘シーンでのカメラアングルや音も迫力があります。

キャスティングも申し分なく、特にココ役の伊藤静さん、ヨナ役の田村睦心さん、レーム役の石塚運昇さんがいいですね。あと、ブックマン役の磯部勉さんは個人的に好きな俳優さん。

川田まみさん(第1期)、黒崎真音さん(第2期)のオープニング、やなぎなぎさん(第1期、第2期)のエンディングも作品のイメージに合っています。
特にオープニングの2曲はかっこよく、たまにカラオケで歌わせてもらってます。(難しいですけどね・・・)

少し気になったのが、最終話でココがヨルムンガンドを起動して“終わり”というのが唐突だったこと。原作でも最終話は同じ終わり方をしていたように思うのですが、アニメならではの終わり方があったのではないかと。そして最終話に使用されたエンデイング、かの香織さんが歌う「虹航海」。個人的に彼女の歌声がダメでした。

おすすめ度は  です。

「ヨルムンガンド」まとめ

「ヨルムンガンド」は、たまたま見た番宣で面白そうだなーと思って視聴し始めた作品です。そして、1話を見て気にいった訳です。何が気にいったって??それはヨナくんです!!

ヨナくんの為に、原作を大人買いしたよ!

武器を憎んでいるけど、戦闘能力は高い、いつも不愛想だけど心根は優しい。管理人の萌えポイントに嵌りまくりでした。(笑)
チェキータさん曰く「あんなに強くて、可愛いの。」は、ヨナくんを語る上で最高の言葉。

ココ部隊の8人、ある意味怖い人たちばかりですが、なんとも言えない雰囲気が良い。ヨナくんの可愛がり方も良い。ちなみに8人の中では、日本人のよしみで(?)トージョが“お気に”です。興味ないよ。という態度を取りながらもスケベ根性があるところが良いww

そして、全体的に「こいつ嫌だなー。」というキャラはいません。(スケアクロウとココの協力者になる“おしゃべりラビット・フット”は苦手ですが。)

殺し屋でさえも個性的で憎めないキャラばかりの作品でした。

特に、殺し屋「オーケストラ」の1人、チナツは人気があるキャラですね。
彼女はココのヨルムンガンド計画を始めて聞いた部外者ですが、もし、ココに誘われるがままココ部隊の一員になっていたら、物語上どうなっていたのかな?とも興味があります。(チナツもヨナを気に入っていたみたいなので、ココと取り合いになるのか??というのも気になりますw)

ココからルムンガンド計画の全貌を、明かされた時のヨナの反応ですが、人それぞれの考え方によって、意見が分かれますね。最終的にヨナはココの考えについて行くことになりますが、それでも、永久的な世界平和というものは無いと思います。

作品上、人が撃たれるなど流血シーンがあるので、苦手な方は要注意です。管理人はまぁ、アニメだから。と割り切って見る派なので、問題なかったですが。

新世界に突入する“「ヨルムンガンド」の世界”ですが、どのように変わったのか見たい!続編、無いかなー。いや、ただ単に成長したヨナくんの姿をもっと見たい!!と思っている管理人なのでした。

以上。「ヨルムンガンド」の見どころと感想でした。ではでは。


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