みなさま、こんにちは。
今回はおすすめアニメ、「オーバーロード」をご紹介したいと思います。
主人公が異世界に転生、又はゲームのアバターのまま異世界に転移など、最近のアニメでよく目にしますね。
この作品も、アバターのまま異世界に転移する設定ですが、少し毛色が違うようです。
思わず、「アインズ様!最高!!」と思ってしまうアニメなのです。
「オーバーロード」アニメ基本情報
「オーバーロード」の放送期間、基本情報をご紹介します。
イラスト:so-bin(カバー・本文イラスト)
出版社:KADOKAWA
レーベル:エンターブレイン
巻数:既刊13巻
ジャンル:ダーク・ファンタジー
アニメーション制作:マッドハウス
監督:伊藤尚往
アニメ放送期間、話数:
第1期 2015年7月~9月、第2期 2018年1月~4月、第3期 2018年7月~10月 各期全13話
原作は丸山くがねさんの小説(ライトノベル)で、今なお既刊が続いています。
第1期は2015年にアニメ化、2期、3期は2018年と少し期間があいてのアニメ化ですが、2017年に1期の総集編が2作品劇場公開されており、2期、3期はファンが待ちに待った続編でした。
「オーバーロード」あらすじ
時は2138年。一大ブームを巻き起こした仮想現実体感型オンラインゲーム《ユグドラシル》はサービス終了を迎えようとしていた。プレイヤーであるモモンガも仲間と栄華を誇ったギルドで一人静かにその時を待っていた。しかし、終了時間を過ぎてもログアウトしないゲーム。突如として意思を持ち始めたNPCたち。ギルドの外には見たこともない異世界が広がっていた。
現実世界ではゲーム好きの孤独で冴えない青年が、骸骨の姿をした最強の大魔法使いとなる!
世界を掌中におさめる死の支配者、ここに光臨!!TVアニメ「オーバーロード」オフィシャルサイト「ストーリー概要」より引用
本拠地ごと異世界に転移したモモンガは、自分の名をギルド名と同じ「アインズ・ウール・ゴウン」と改名。ギルドメンバーが残したNPCたちと共に、世界征服に乗り出す。
「オーバーロード」の世界観
「オーバーロード」の世界観を簡単にご紹介します。
2138年の日本(現実世界)
主人公が現実に住む世界。環境汚染が進み美しい自然はゲーム内でしか見られない。国家は巨大複合企業に支配されていて、貧富の差が激しい。
ユグドラシル(オンラインゲームRPG)
貧困層でも手軽にできる娯楽。基本料金は無料(課金制)で、大元のネタは「北欧神話」。
美しい自然が広がり、人間種、亜種、異形種など様々な種族が存在する。
九つの世界に分かれており、主人公が所属するギルドの本拠地「ナザリック地下大墳墓」は世界のひとつ「ヘルヘイム」内の沼地にある。
異世界(転移先)
美しい大地と空があり、ユグドラシルと同じ種族、魔法、職業を用いている。
文明は中世のヨーロッパに似ており、様々な種族が剣や魔法を使って権力闘争をしている。
人間種の主な国家は「リ・エスティーゼ王国」「バハルス帝国」「スレイン法国」他、種族ごとに国家を形成している。
ナザリック地下大墳墓(ギルド本拠地、転移先)
「リ・エスティーゼ王国」内の平坦な草原地帯に転移したため、ナザリックを隠すように魔法で盆地が作られ、隠ぺい工作されている。
偽装として、周辺にもよく似た丘がいくつか作成された。
墳墓は第1階層から第10階層まであり、第1階層から第8階層までは、それぞれ階層守護者がいる。
第9階層はギルドメンバーの私室などがあり、第10階層は玉座の間があるギルドの心臓部。
「オーバーロード」の登場人物
様々な種族のキャラクターが登場する「オーバーロード」。
ここでは「ナザリック地下大墳墓」に属するキャラクターをご紹介します。
アインズ・ウール・ゴウン/モモンガ
・呼び名:骸骨の見た目を持つ最強の魔法詠唱者
・種族:死の支配者(オーバーロード)
・普段は温厚で無駄な殺生を好まないが、「ナザリック」に害をなすものには容赦がない。
・声優:日野聡さん
元々は冴えないサラリーマンで、本名は「鈴木悟」(すずきさとる)。
天涯孤独の身の上で、現実世界への帰還は消極的。たまたま口にした「世界征服」をあるNPCが本気にしたせいで、不本意ながらもその方針に乗っていくことに。
- モモン(漆黒の英雄)
・この姿ではほぼ魔法は使えないが、身体能力は高い。
・アダマンタイト級(最高位)冒険者「漆黒の英雄モモン」と、人々から称えられる。
「ナザリック地下大墳墓」階層守護者
アルべド
・呼び名:慈悲深き純白の悪魔
・種族:小悪魔(インプ)、サキュバス
・内政面で高い能力を持ち、戦闘面では防御力に特化している。
・アインズを深く愛している。(たまにアインズがらみで豹変する「ヒドイン」)
・声優:原由実さん
シャルティア・ブラッドフォールン
・呼び名:鮮血の戦乙女
・種族:吸血鬼、真祖(トゥルーヴァンパイア)
・戦闘能力が高く、守護者最強。
・アルべド同様、アインズを深く愛している。
・声優:上坂すみれさん
コキュートス
・呼び名:凍河の支配者
・種族:昆虫の戦士、蟲王(ヴァーミンロード)
・武器使用時の攻撃力は守護者随一、一定の魔法も使える。
・能力も性格も武人そのもので、武骨。
・声優:三宅健太さん
アウラ・ベラ・フィオーラ
・呼び名:負けん気あふれる名調教師
・種族:人間種(ダークエルフ)
・戦闘能力は他の守護者に劣るが、魔獣の使役などが得意。(男装しているが女の子。)
・天真爛漫な元気っ子。マーレの双子の姉。
・声優:加藤英美里さん
マーレ・ベロ・フィオーレ
・呼び名:頼りない大自然の使者
・種族:人間種(ダークエルフ)
・魔法職としての能力が高く、実力は守護者第2位。
・臆病でいつもオドオドしている男の娘。アウラの双子の弟。
・声優:内山夕実さん
デミウルゴス
・呼び名:炎獄の造物主
・種族:小悪魔(インプ)、最上位悪魔(アーチデヴィル)
・ナザリック最高の頭脳の持ち主。
(アインズの「世界征服」のつぶやきを、本気にしたお方)
・常に冷静で、口調も態度も柔らかい。「ナザリック至上主義者」
・声優:加藤将之さん
セバス・チャン
・呼び名:鋼の執事
・種族:竜人
・格闘戦を主とした戦闘では、ナザリック随一。
・ナザリック内で唯一「善」の心の持ち主。いつも穏やかだが怒ると怖い。
・声優:千葉繁さん
プレアデス(6人の戦闘メイド)
・リーダーは執事のセバス・チャン
左から
・シズ・デルタ 声優:瀬戸麻沙美さん
・ソリュシャン・イプシロン 声優:佐倉彩音さん
・ユリ・アルファ(副リーダー)声優:五十嵐裕美さん
・ナーベラル・ガンマ(モモンと行動を共にする。)声優:沼倉愛美さん
・エントマ・ヴァシリッサ・ゼータ 声優:真堂圭さん
・ルプスレギナ・ベータ 声優:小松未可子さん
ナザリックのメンバーは、ゲームでいうところの「魔王」陣営で、ほぼ人間種はいません。
大半が人間嫌いなので、(元人間の)アインズ、「善」の心を持つセバス・チャンぐらいしか人間に普通に接することはないです。
「劇場版総集編 オーバーロード」
「オーバーロード」は第1期の総集編として、2017年に2作品が劇場公開されています。
それぞれ、新規アニメカットがあり、公式サイトに公開されていた「ぷれぷれぷれあです」(ミニキャラのギャグストーリー)も、劇場版として一緒に公開されました。
「オーバーロード」の見どころ、魅力
「オーバーロード」の見どころ、魅力、そして第1期での一番の見どころをご紹介します。
主人公の強さ
主人公「アインズ・ウール・ゴウン」のユグドラシル内でのレベルは100です。
転移先の世界で「英雄」と呼ばれている存在のレベルは30ほどなので、格が違います。
第1部の前半での魔法戦闘、中盤で「モモン」としてアインズが対峙する、英雄級のキャラクターとの魔法なしの戦闘などは、主人公の強さが際立っています。
第2部、第3部でもそれは健在で、今のところアインズ以上の強者はいない様です。
支配者の本音と守護者たちとのギャップ
アインズは見た目や言動は支配者っぽいですが、それは元々平凡で冴えないサラリーマンである鈴木悟が、日々努力を惜しまず、「支配者」としての振る舞いを研究しているからです。
知恵者であるデミウルゴスやアルべドの頭の回転の速さについていけず、「??」となってしまうこともあり、説明や作戦はデミウルゴスへ丸投げなんてこともよくあります。
時々聞こえる「心の声」(本音)は、支配者「鈴木悟」が凡人であることを物語っています。
そんなアインズに対して、ナザリックの面々は盲目的に強い忠誠心を持っています。特にデミウルゴスはアインズに対し、自分では到底及ばない鬼謀の持ち主と疑わず、アインズの苦悩にまったく気づきません。
そんなギャップやおかしさが、この作品の面白さのひとつです。
ほのぼの「魔王」陣営
ナザリックのほとんどのメンバーが「ナザリック至上主義」であり、そして「アインズ様が大好き!!」です。
アインズも彼らのことを、ギルドメンバーが残してくれた子供たちという考えなので、とても大切にしていて、父親のように接します。
メンバー同士も仲が良く、ほのぼのとしているので、これって「魔王」陣営なの?と思うほど。
ナザリック外では苛烈なことをする面々ですが、ナザリック内の「ほのぼの感」との温度差も視聴する上でのポイントです。
豪華な声優陣
「オーバーロード」は、豪華な声優陣も魅力のひとつです。
アルべド役の原由実さんは、「妖艶で知的な大人の女性」、シャルティア役の上坂すみれさんは「小悪魔的な可憐な少女」ですが、アインズのこととなると豹変するギャップのある演技が凄いです。
次に、セバス役の千葉繁さんの演技は渋い!の一言につきます。
第2部でセバスがメインのお話が数話ありますが、女性はもちろん男性も「セバスに惚れた!」と思うこと間違いなしです。
最後にアインズ役の日野聡さん。
「アインズ」と「鈴木悟」(心の声)、2つの人格を演じてらっしゃいますが、「アインズ」は低音、「鈴木悟」は少し高音と、声色を変えながらの演技は素晴らしいです。
管理人は、この作品で日野さんの低音ボイスに初めて出会って、「なんか良い♡」と思ったのでした。
第2部、第3部から出演される声優陣も豪華で、その点も見どころ(聞きどころ)です。
ダークな歌詞の主題歌がかっこいい!
オープニングテーマ「Clattanoia」/ 歌:OxT
エンディングテーマ「L.L.L.」/歌:MYTH & ROID
オープニングテーマ「GO CRY GO」/ 歌: OxT
エンディングテーマ「HYDRA」/歌 :MYTH & ROID
オープニングテーマ「VORACITY」/歌:MYTH & ROID
エンディングテーマ「Silent Solitude」/ 歌: OxT
(前編)「Crazy Scary Holy Fantasy」/歌: MYTH & ROID
(後編)「Laughter Slaughter」/歌:OxT
主題歌は全てOxTさん、MYTH & ROIDさんが担当されています。
歌詞はまさに「オーバーロード」の世界観そのままで、かっこいいアニソンです。
第1期、一番の見どころ
第1期の一番の見どころは、中盤と終盤で見られるアインズ(モモン)の一騎打ちシーン。
- モモン VS クレマンティーヌ
中盤の相手は秘密結社「ズーラーノーン」の幹部で、英雄級の力をもつ女性「クレマンティーヌ」モモンはクレマンティーヌの実力を知ったうえで、自分は決して本気を出さない。と宣言。彼女の戦術を分析しながらの戦いは、力の差が歴然としているからできる行動です。人を殺すことを快楽としているクレマンティーヌの最期が見もの。
-
アインズ VS シャルティア
終盤の相手はナザリックのNPCであり、階層守護者でもある「シャルティア」
精神支配を受け、自分が何故戦うのかもわからない状態のシャルティアに、アインズは苦渋の選択で一騎打ちをすることに。相性が悪いシャルティアに対する、アインズの戦術が見もの。(特に魔法強化シーン。)
アインズにとって、ナザリックのNPCたちが、どれだけ大切な存在か分かる一戦でもあります。
「オーバーロード」まとめ
たまたま夜中に見た番組宣伝で、骸骨の主人公に興味を持って見始めた「オーバーロード」。
原作は既刊全て持っていますが、動く「アインズ様」をもっと見たいので、4期を制作してくれないかなーと思っています。
凡人が完璧な支配者となるべく、努力を重ねる「アインズ」と、彼を盲目的に崇拝するNPCたちとのギャップ。
アインズが苦し紛れに行った言動が、いつの間にかいい方向へ転がっている。というおもしろさ。(そしてまた、NPCたちから羨望のまなざしで見られ、心労が溜まるアインズ。)
ただの「俺TUEEE系」異世界モノと思ったら、大間違い。
この作品を見たら、あなたもいつの間にか親しみと畏敬の念をもって、「アインズ様」と呼んでいることでしょう。
The world is all yours. ~ 世界は全てあなたのもの。~
(原作「オーバーロード」の裏表紙にある言葉)
これこそが「ナザリック」の総意です。
以上。「オーバーロード」のご紹介でした。ではでは。
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